ビバ☆テイルズ オブ マガジン連動企画『TOLink』Special Interview3本立て!

ビバ☆テイルズ オブ マガジン連動企画『TOLink』Special Interview3本立て! ビバ☆マガ6月号(4月28日発売)では、『TOLink』の開発スタッフ直伝、攻略アドバイスを掲載! 大舘隆司×直井啓訓

本作のキーマンである大舘隆司制作プロデューサーと直井啓訓ディレクターに、『テイルズ オブ リンク(以下TOLink)』の気になるあれこれを直撃。お2人の情熱がほとばしる、アツいインタビューとなりました!

―――  去る3月3日、ついに『TOLink』がサービスインしました。今の率直な気持ちをお聞かせください。
大舘隆司さん  
(以下敬称略):
ここまで長かった印象がありますね。『テイルズ オブ』のちびキャラを使ったアプリを作りたい、という漠然とした構想はあったんですよ。「『テイルズオブ キズナ(以下キズナ)』でやってもいいですか」ってプレゼンをした記憶がありますから、かなり前ですね。そこからアイデアを熟成している期間があって、そうこうしているうちに『キズナ』がサービスインし、その後『テイルズ オブ カード エボルブ』をやっている間も構想自体は進めていたんです。それで、半年くらいかけて企画書に落とし込んだんですけど、最初はリアルタイムストラテジーみたいなシステムをイメージしていました。
直井啓訓さん  
(以下敬称略):
企画書ができたのは2012年の9月25日ですね。
大舘: そこから開発パートナーを4~5ヵ月かけて探しをしたんですけど、そのときにアカツキさんから「こういう開発をやりたい」というお話があって、お互いにノウハウを共有しながら試作することにしたんです。ただ、なかなかピンと来るものができなかった。ソーシャルゲームって、電車のつり革にぶらさがりながらとか、テレビドラマを見ながらでもプレイできなきゃいけない。一番の理想は、焼き魚定食の小骨をとりながらでも遊べること! だから、それを実現させるためにホームランゲームみたいな感じで、“敵が飛んで来たらタイミングよく打ち返す”っていう簡素なゲーム性にしてみたんです。だけど、簡素になりすぎて今度は達成感がない。そんな感じで、戦闘システムについては試行錯誤を繰り返し、現在の形になるまで、すごく時間が掛かりました。
―――  直井さんは途中からプロジェクトに参加されたとのことですが、具体的にはいつ頃だったのでしょう?
直井: 僕は昨年の2月頃、ホームランゲームのようなシステムの一歩手前くらいから合流しました。それまでの流れを見てきたうえで参加したので、いろいろとヒントが転がっている状態ではあったんですよ。それで、“キャラクターを活かそう”っていうところに立ち戻り、ゲーム上でキャラをどういうルールで動かすのが一番楽しいのかを考えるようにしたんです。そうして、さらに試行錯誤を重ねて現在の「タッチリンク バトルシステム」にたどりつきました。
―――  『TOLink』はシリーズ初となるソーシャルゲームでの本格RPGになりますが、オープニングムービーあり、ボイスありと、『テイルズ オブ』らしさが詰まっていますよね。
大舘: スマホ向けのゲームとはいえど、やっぱりユーザーのみなさんが期待するのは『テイルズ オブ』らしさですよね。そこは全部入れ込まないといけないって思っていました。だから、最初から迷いなくオープニングムービーも入れるって決めていましたね。コンシューマ版の『テイルズ オブ』が大好きなお客さんが、抵抗なく入って来られるものを作りたかったんです。戦闘に関しても、システムは違うけど触ったら感覚で把握できるという、2D『テイルズ オブ』の良さを再現できていると思います。
―――  ちびキャラのバリエーションの多さにも、2D『テイルズ オブ』的なこだわりを感じます。
大舘: でしょ。愛を込めて妥協なく作りました。1回作った待機ポーズをもう1回書き直したりとかもしています。昨日も直井にメッセンジャーで、「コレットデカいからちっちゃくして」って伝えたところです(笑)。
直井: そうですね(笑)。これまでにないくらいこだわっていると僕も思います。シンプルゆえに、1つ1つのクオリティを高くしなきゃいけないですから。
大舘: ゲームの仕組み自体は、当然ながらコンシューマとは明らかに違う。ソーシャルの場合、例えば乗り換えのときとかはいったんゲームから離れるじゃないですか。そのあたりを踏まえたうえで、ゲーム性を考えないといけないですよね。同時に、キャラクターの魅力だったり、のめり込める物語だったり、爽快感のある戦闘だったりと、『テイルズ オブ』ライクな要素も欠かせない。そう、最初は歴代キャラが登場するオールスターものってことで、ストーリーがわりとあっさりとしていたんですけど、昨年の年末にガラッと変えてボイスの再収録もしました。あと、「ユーザーさん的には、やっぱりタイトルを越えたキャラの掛け合いやかかわり合いを絶対に楽しみにしているよね」っていうことで、シナリオを追加したりもした。そこで思ったのは、『TOLink』の使命って『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー(以下マイソロ)』と同じなのではないかってことです。つまり、『テイルズ オブ』のキャラクター同士が絡むことによって、お互いの魅力を引き出し合い、それをユーザーさんに楽しんでもらうというところですね。そういった意味で、本作は『マイソロ』を継承するタイトルだと思っています。なので、『マイソロ』の魅力の1つだった“同窓会感覚”も入れていきたいですね。
―――  ストーリー部分についてもお聞きしたいのですが、歴代キャラクターはどのようにして、主人公にかかわってくるのでしょうか?
大舘: 基本的には『マイソロ』の流れを汲んでいるので、『テイルズ オブ』のキャラクターたちがパラルワールドの世界に現れて、思い思いの生活を送っています。それで、サラとリッピを中心に冒険を進めていくと、先々の村などで歴代キャラが登場し、それぞれのスタンスで旅に同行したりする。さらに、『TOLink』のオリジナルキャラクターのなかにも個性的な魅力を放つやつがいるので、そういう人物も物語に絡ませていこうと考えています。ちなみに、冒頭の第1章だと『テイルズ オブ ヴェスペリア』のリタと、彼女を護衛するオリジナルキャラクターのレミットがサラたちにかかわってきますよ。
直井: 『テイルズ オブ』のキャラは、当然ながら原作に沿った関係性のなかで生きています。だけど、そんな彼らとオリジナルキャラを触れ合わせることで、いつもとは異なる見せ方ができるんじゃないかなって思います。
大舘: そうだよね。だから、オリジナルキャラの声もちゃんと役者さんに演じてもらっています。で、第2章ではリオンが登場して剣術を教えてくれるんだけど、これはイベントとも連動しているんです。
直井: 凄まじく上から目線で剣術を教えてくれますよ(笑)。
―――  リオンを含め、キーとなるキャラクターは仲間になったら戦闘にも参加してくれるんでしょうか?
大舘: はい。このゲームは基本的に「ガシャ」で引いたキャラクターでパーティを組むんですけど、物語中同行することになったキャラは、ゲストっていう扱いで戦闘にも参加します。なので、例えばリタが同行者の場合、自分のパーティにリタがいなくてもその間だけ彼女を戦闘で使うことができるんですよ。
―――  リオン以外にもキーキャラクターがいたら、ここでこっそりと教えてください(笑)。
直井: そうですねー、ミラも結構キーになっているかな。
大舘: そのほかのキャラは、「この先の章ではティアとルークが登場!?」みたいに、期待を煽らせる感じで先行情報を出していくのもありですね。だって、そうするとどんなお話になるんだろうとか、いろいろとワクワクするでしょ? 例えば、なんの前フリもなくコングマンが登場するよりも、1ヵ月くらい前から「コングマンと○○の初恋」って予告していたほうが、いろいろ妄想したりモヤモヤしておもしろいんじゃないかな。まあ、コングマンは極端な例かもですけど。
直井: そういった、予告で期待をふくらませるというようなことは、ソーシャルゲームだからこそ出来る部分ですよね。
―――  ところで、オリジナルキャラでお2人がプッシュするのは誰でしょう?
大舘: マリシバっていう犬にまたがった女の子がいるんですけど、その動きが超カワイイですよ。彼女は「初心者クエス」をクリアすると仲間にできるんですが、レアリティが☆4つのキャラなので強いですよ。
直井: 正確にはミル&マリシバってコンビで、女の子がミルって名前なんですけど、みんなミルを覚えてくれなくて通称マリシバに……(笑)。
―――  (笑)。オリジナルキャラにはシリーズ作らしいコックから、これまでにあまりなじみのないゴスロリといった職業まで、じつにさまざまな種類があります。これらは、どのようにして設定していったのでしょう?
直井: 『テイルズ オブ』の世界になじむことが第一条件ではありますけど、あまり細かいことは気にせず、いろいろなアイデアを採用しようと思いました。幅広いほうが仲間にする楽しみもあっていいかな、と。
大舘: 花摘み少女と対になる、彼女の幼なじみがいるんだよね。その子は花売りの少女で、花摘み少女が摘んだ花を売るという設定です。こんな感じで、オリジナルキャラにもいろいろとあるので、ぜひフォーカスしてほしいですね。あと、個人的に着ぐるみを着たマルルンという女の子もお気に入りです。
―――  オリジナルキャラのエピソードも、どんどん拾って紹介していきたいです。
大舘: ぜひぜひ! プレイしているとだんだんわかってくるんだけど、強くて動きがかわいいと、歴代キャラではなくてもやっぱり使いたくなってくるんですよ。みなさんも、きっと愛着のわくオリジナルキャラができると思いますよ。だから、『テイルズ オブ』のキャラだけで固めず、いろいろなパーティを楽しんでもらえるとうれしですね。
―――  ちなみに、オリジナルキャラは全体のどれくらいの割合を占めるんですか?
直井: 1/3くらいじゃないですかね。
大舘: でも、今後きっと増えていくよね。同じキャラでもレアリティが違うバージョンもあるし。あと、密かな野望としては、もっと動きやセリフにバリエーションを持たせていきたいですね。例えばユーリの場合、斬る前に剣をくるくるって回すバージョンがあったりとか、決めゼリフが違うとか
直井: 実現するのは大変です。大変なんですけど、そのぶんにクオリティも高くなるっていうのは、これまでの作業で実感しているので、そのうち実装していけるといいなと思っています。
大舘: 僕のイメージではね、さっき言ったマルルンの場合ちょっとずつ着ぐるみのチャックが開いていって、最終的には水着にしたい(笑)。ちびキャラの動きって1キャラに対して13パターンほど用意しているんですけど、できあがったものを1から描き直したキャラもいるんですよ。ミラ様の髪の毛もバサッてなるように描き直したんで、けっこうすごいことになっています。結果的にほかのキャラとのバランスがとれなくてどうしようっていう感じなんですけど(笑)。
―――  戦闘について、そのシステムや遊びどころを教えてください。
大舘: 『TOLink』の戦闘は「タッチリンク バトルシステム」と言います。各キャラの足元には●や★の形をした「ブレイブリンカー」というものがあって、隣合う同じ種類のブレイブリンカーを指でなぞってつなげることで攻撃を行います。隣り合ってさえいれば横でも縦でも斜めでもつなげられますし、たくさんのキャラを結べばみんなでいっせいに攻撃をするから、それだけ与えるダメージが大きくなる。さらに、9人全員をつなげると「オールリンク」という状態になって、一斉攻撃のあとに秘奥義を放つことができます。
直井: あと、ブレイブリンカーには攻撃力も表示されているんですけど、少ない数字から大きい数字についなげていくことで、1.1倍とか1.2倍といったように攻撃力が上乗せされていきます。だから、最後につなぐのは攻撃力が一番高いキャラにするのがいいですね。
大舘: 同じ種類のブレイブリンカーを同士を結びます。どうせ結ぶんだったら、小さい数字からスタートして最後に一番大きい数字を結ぶほうがいいです。というのが戦闘の基本ですね。あと、キャラはそれぞれにスキルを持っていて、出撃部隊を編成するときに選んだ3人と、戦闘を助けてくれる「フレンド」のキャラの合計4人はそれを使うことができます。キャラをなぞってリンクさせていくと「リンクゲージ」が上昇していって、一定量以上溜まると発動できるようになるんですよ。“●の形のブレイブリンカーを▲に変える”とか、“■のブレイブリンカーの攻撃力を1.2倍にする”とか、いろいろなスキルがあって、それをうまく使っていくことが攻略のコツにもなっています。
―――  なるほど、出撃部隊の選出も重要なポイントとなるわけですね。
直井: そうですね。出撃部隊は5パターン設定することができるので、鉄板パーティだけじゃなくて女の子キャラだけのパーティだとか、自分で縛りを作って遊んでも楽しいです。
大舘: 僕が最近ハマっているのは、『TOLink』のオリジナルキャラだけのパーティですね。この子たちを歴代キャラと絡ませて、それぞれの物語を作っていけたらいいなって思っています。
―――  「任務」を実行すると、リッピとパーティキャラの1人が仲間や武具などを探してきてくれますが、「トウフステーキの食材を探せ!」など、料理に関係した任務名が多いのはなぜですか?
大舘: 一瞬、料理システムがあるんじゃないかって思われる方もいると思うんですけど、ちょっとしたギャグというかお遊びなんです。「カレーの食材を取ってこいって言われて、仲間を連れて帰ってくるって どういうことやねん!?」て、ツッコまれたいくらい(笑)。なので、ちょっとユニークな任務名を今後も狙ってつけていきたいと思います(笑)。例えば「ビバ☆マガ編集部に行って仕事を手伝ってこい」っていうのがあったっていいんですよ。
―――  その任務、いいですね(笑)。
大舘: 任務名にはあまり制限がないので自由です。だから、シリーズ作のファンがクスッってなるような小ネタも仕込んでいきたい。
直井: リッピとユーリが卵かけごはんの具材を探しにいくとか、想像したらちょっとおもしろいですよね。
―――  それでは最後に、『TOLink』をプッシュしてください!
直井: 自分的には、いろいろな意味でバランスがとれていて、クオリティの高いゲームになったんじゃないかと思っています。テンポよく次々と敵を倒していく爽快感が手軽に味わえる。この楽しさは、『テイルズ オブ』のファンの方はもちろんですが、シリーズ作を知らない方にもわかってもらえるんじゃないでしょうか。1キャラ1キャラに愛情を込めて作っていますので、続々と追加されるキャラクターを楽しみにしていただけたら。さらに、本作のオリジナルキャラクターたちのほうもかわいがっていただけるとすごくありがたいなと思います。ちなみに僕は、女兵士・エィンシアが1番好きです。
大舘: 『テイルズ オブ』ファンの人でスマートフォンをお持ちなら、このゲームをやらない理由はないです。もうやるしかないです。歴代キャラもどんどん出していきたいし、彼らの魅力が伝わるようなストーリーやイベントも用意していきたい。あと、シリーズを知らない人がこれをきっかけに、『テイルズ オブ』の世界に興味を持っていただけたらうれしいですね。今後、来たる「テイルズ オブ フェスティバル」に向けて「横浜アリーナの道」みたいなイベントをできたらいいなって思っているんですよ。シリーズおなじみのトリオ「漆黒の翼」がフェスティバル妨害を予告してきて、それを阻止するみたいな内容を考えてみたりしました。
直井: 漆黒の翼は盗賊団なので、物販を全部盗もうとするんですね(笑)。
大舘: こんなふうに、幅を広げて本編以外にもいろいろなお話を作っていきたいですね。
―――  今後の展開も楽しみにしています!
ビバ☆マガ6月号(4月28日発売)では、『TOLink』の開発スタッフ直伝、攻略アドバイスを掲載!

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